長所と短所
長所
角膜とコンタクトレンズの間の距離がゼロに近いという特性により、眼鏡に比べて像のゆがみや大きさの変化が少ないです。
強度の屈折異常や左右の視力が大きく異なる場合には眼鏡での矯正が難しいことがあります。

個人差があり、相当な強度や左右差がある場合であっても、眼鏡で矯正できる者もいるが、頭痛や眼精疲労を伴うために長時間装用できない方も多いです。
このような場合はコンタクトレンズが好適です!

また、角膜に直接装着するため、裸眼と変わらない広範囲の視界を得られる上に、レンズ自体が小さいことから度数が強くても厚さはほとんど変わらず、眼鏡のようにずり落ちたり結露でレンズが曇ったりするという煩わしさがほとんどありません。
他にも、眼鏡を装着した場合と比べて、容姿を変えることなく視力を矯正することができる、といった美容・美観上の利点を目的とする人が多いようです。
ここからチェックレンズモード
短所
コンタクトレンズは、機能の面で眼鏡よりも優れた点が多い反面、装用に伴う眼への負担が大きいので、手軽さに欠け、制限事項も多いです。

・洗浄や消毒を適切に行う (一部の使い捨てタイプを除く)
・装用時間を守る
・使用期限を守る
・装用したまま眠らない(一部のタイプを除く)
・自覚できる異常が無くても定期的に医師の検診を受ける

など、医師の指示を守って正しく使用することが何よりも重要です。

角膜には血管が無いため酸素の供給は涙液を通じて行なわれます。
コンタクトレンズを装用した場合は涙液への酸素の透過が阻害されるため結果的に角膜へも酸素が供給されにくくなり角膜への負担になります。
どんなに酸素透過性が高いレンズでもコンタクトレンズを装着しない状態よりは角膜への負担が大きいです。